9月16日離乳食教室のお知らせ
9月16日金曜日に離乳食教室を行います。
なぜ歯科医院で離乳食教室?? って思われた方もいらっしゃるかと思います。
そこには深い深い理由があります。
ファミリーデンタルイシダは平成16年の開設以来、治療後の定期検診でむし歯・歯周病予防に力を入れてきました。
18年間定期検診に力を入れてきた結果、定期検診のリピート率94%となり、むし歯・歯周病は激減しました。
とくに70歳以上の方の歯の残る本数は圧倒的に増え、みなさん自分の歯でお肉や野菜が食べられるのでとても健康的でお元気になりました。
今、政府の骨太方針に「国民皆歯科健診の実現」という項目がはいりました。
定期的に歯科医院で歯のクリーニングを受けると健康寿命が延び、糖尿病や心臓病にかかりにくくなって医療費削減効果が期待されるといわれています。
事実、当院でも18年間微力ながら定期検診に力を入れてきて元気なお年寄りの方が増えたと自負しています。
ただ、課題もあります。
定期検診に真面目に通い続けていただけた方の中に、全くむし歯や歯周病の再発のない方もいれば、毎回虫歯や歯の揺れなどの歯の不都合に悩まされる方もいらっしゃいます。
その差は何か?
突き詰めていくと、「日ごろの歯のお手入れ」と「食生活・食習慣の乱れ」によってこの差がでることが分かってきました。
そこでファミリーデンタルイシダでは、「日ごろの歯のお手入れ」をむし歯・歯周病予防のプロとして正しい歯の磨き方や患者さんのお口の状況に最適な歯磨き剤・歯ブラシ・うがい薬・歯間ブラシなどの清掃補助器具のご提案をさせていただいています。
そしてもう一つの「食生活・食習慣の乱れ」についても食支援・食育支援をさせてもらっています。
ただ、食生活・食習慣は生まれ育った家庭環境に大きく影響を受けるため、その改善はなかなか難しいものがあります。
またファミリーデンタルイシダでは力を入れている治療にお子さまの矯正治療(ビムラー矯正)があります。
その治療を行って感じていることは、矯正治療を行うことで比較的スムーズに歯並びが改善するお子さんと、なかなか改善せず苦労するお子さんがみられることに頭を悩ませています。
その差を突き詰めると、「お口ぽかん」や「噛まずに飲み込む」などお口の機能が上手く成長していないことが原因で歯並びもなかなか改善しないということに行きつきます。
これを「口腔機能発達不全症」といいます。
この「食生活・食習慣の乱れ」と「口腔機能発達不全症」はいつから始まるのか?
それが離乳食期に適切な離乳食を与えられなかったことに起因することが分かってきました。
それなら歯科医院で正しい離乳食の与え方を学んでもらったらいいのではないか?
そう思うようになりました。
そこでファミリーデンタルイシダでは管理栄養士と歯科衛生士のコラボによる「はいしゃさんの離乳食教室」を開くことにしました。
一般に離乳食教室は自治体の保健所の管理栄養士さんが行うことが多いです。
その場合、月齢に基づいた離乳食支援となります。
離乳食を始めるにあたり大切なのは、「離乳食がはじめまれるお口の環境になっているか?」「前歯は生えたか?奥歯は生えているのか?」ということです。
ファミリーデンタルイシダでは、この「離乳食が始められるお口の環境になっているか」という「歯齢」に基づいた離乳食支援を行います。
この「歯齢」にもとづいた離乳食は歯の専門家の歯科だからできるのです。
「はいしゃさんの離乳食教室」ではまず「お口の診査」で「歯齢」を判定します。
そして「歯齢」に適した離乳食のおはなしをします。
さらに普段お子さまに与えている離乳食を持参していただき、「歯齢」にあわせた実技支援を行います。
最期に歯科衛生士による歯みがき支援も行います。
「歯齢」にもとづいた離乳食支援と歯みがき支援が「はいしゃさんの離乳食教室」です。
全部で3回コースになります。
その第1回目が9月16日金曜日午前10時30分からになります。
参加費は毎回1000円(3回で合計3000円)になります。
当院に歯科治療で通院されていないお子さまも参加でします。
大変好評で毎回満席になりますのでお早めに申し込みを頂けると助かります。
「健康な身体づくりを口元がから始めましょう」がファミリーデンタルイシダのキャッチフレーズです。
その身体づくりを離乳食期から始めるのが「はいしゃさんの離乳食教室です。
ぜひご参加ください。